JR宇都宮線沿線3県(埼玉、茨城、栃木)の地酒を楽しむ列車「三県地酒で乾杯号」が26日、大宮-宇都宮駅間で運行された。乗客約110人が大人の電車旅を満喫した。

沿線の地酒で乾杯する乗客=26日午前11時25分、JR宇都宮線
同線の開業140周年を記念し、JR東日本大宮支社が企画した。本県からは西堀酒造(小山市)の「門外不出」のほか、駅弁を手がける松廼家(益子町)のおつまみ弁当などが振る舞われた。
午前9時54分、列車が大宮駅を出発。県境を越える度に各県の酒蔵が車内アナウンスで乾杯の音頭を取った。乗客はしもつかれなど本県名物をあてに地酒を堪能し、ほろ酔い気分で終点の宇都宮駅に降り立った。
さいたま市北区、公務員佐藤裕隆(さとうひろたか)さん(36)は「電車とお酒が大好き。最高の旅だった」と笑顔だった。