懲役刑と禁錮刑を「拘禁刑」に一本化する改正刑法が6月に施行されてから1日で2カ月となった。受刑者を個々の特性に応じて24の矯正処遇課程に分類し、対話を重視して刑務作業をさせたり、指導を行ったりして円滑な社会復帰を目指す。県内刑事施設2カ所は既に改正法施行前からの受刑者にも拘禁刑の処遇を導入しており、円滑に移行しているという。施設側は新刑罰の更生効果に期待しつつ、業務量の増加や出所後の社会の受け入れ態勢を懸念している。