坂村哲也(さかむらてつや)下野市長は31日の定例記者会見で、東洋経済新報社が発表した「住みよさランキング2025」の関東版で同市が2年連続県内1位になったと発表した。2位は佐野市、3位は宇都宮市だった。同ランキングの全国編では宇都宮市に続き県内2位だった。
各指標の偏差値を算出し、その平均値を総合評価として順位付けしている。偏差値は母数に対して相対的に評価される値のため、関東版と全国編で順位が逆転することがある。
関東版は1都6県全203市区、全国編は全812市区の「安心度」「快適度」「富裕度」「利便度」の四つの視点に基づき、20項目にわたって調査した。関東版での総合評価は28位、全国編では131位だった。
市の分析によると、県内1位となった「安心度」は医療機関や福祉・子育てサービスが充実していることが挙げられるという。「快適度」「富裕度」はいずれも県内3位で、気候が穏やかなことや都市公園が多いこと、市民の所得が高いことなどが結果につながっているとみられる。
坂村市長は「誰もが安心して暮らせるまちと証明できたと考える。今後も市民が暮らしやすく、市外の方々には移住先に選んでもらえるようなまちづくりに努めたい」と話した。