宇都宮地方気象台は31日、台風9号の接近に伴い、県内で8月1日夜から2日にかけて警報級の大雨となる可能性があると発表した。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などへの警戒を呼びかけている。

 気象台によると、台風9号は暴風域を伴って2日に東日本に接近する恐れがあり、本県に最接近するのは2日午前9時前後の見込み。

 本県に台風中心の発達した雨雲がかかる可能性は低いが、周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、山沿いを中心に断続的に雷を伴った激しい雨が降る可能性がある。1日正午からの24時間降水量は多いところで80ミリ。

 2日午後には晴れ間が出ることも予想されるが、気象台は「局地的な大雨や急激な河川の増水も考えられる」と注意を促している。