中学軟式野球の第70回県少年大会兼第55回関東少年大会県予選は1日、県総合運動公園B球場ほかで準決勝と決勝が行われ、決勝は石橋が小山二に4-3で競り勝ち、2006年以来19年ぶり2度目の頂点に立った。

 石橋は1点を追う三回、1死二、三塁から右ゴロで同点。四回は2死一、二塁から倉井穂積(くらいほづみ)の二塁打、小平真玄(こだいらまさはる)の三塁打と連続長打で一挙3点を勝ち越した。小平、五味渕宗佑(ごみぶちそうすけ)、谷田貝颯輝(やたがいさつき)の継投で3失点に抑えた。

 小山二は二回、黒田勇翔(くろだゆうと)のソロ本塁打で先制。逆転を許した後の五回も四死球や捕逸などで満塁とし、内野ゴロの間に加点したが、追い付けなかった。

 優勝した石橋は16、17の両日に千葉県内で行われる関東大会に出場する。

19年ぶりの優勝を果たし歓喜に沸く石橋ナイン=県営B球場、湯田大士撮影
19年ぶりの優勝を果たし歓喜に沸く石橋ナイン=県営B球場、湯田大士撮影

石橋「ナイン一丸で戦えた」

 1点差の好ゲームを制し、19年ぶりの栄冠をつかんだ石橋。ダブルヘッダーとなったこの日は準決勝も大田原に4-3と、球児たちにとって息つく間もない一日は最高の結果で幕を閉じた。倉井穂積(くらいほづみ)主将は「ナイン一丸で戦えたからこそ、接戦をものにできた」と爽やかに汗を拭った。