宇都宮市内最大の祭り「ふるさと宮まつり」(同開催委員会主催)最終日の3日、今年で最後となる宇都宮鳶木遣(とびきや)り保存会の「はしご乗り」が宇都宮二荒山神社前などで披露された。
同会はとび職を中心として1950年に発足した。後継者不足が深刻で、宮まつり50回の節目に合わせて歴史に幕を下ろすことを決めた。

大勢の観客が見守る中、披露されたはしご乗り=3日午後8時25分、宇都宮市宮町、磯真奈美撮影
乗り子は高さ約7メートルのはしごに登り、「唐傘」や「しゃちほこ」などの技を次々と披露。観客からは歓声とどよめきが起こり、最後の勇姿に惜しみない拍手が送られた。
今後も木遣り唄などは続ける。古川芳男(ふるかわよしお)会長(77)は「『やめないで』との声をたくさんもらったが、時代の流れなので仕方ない。木遣り唄は残せるようにできる限りの努力をしていく」と話した。
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