広島は6日、人類史上初めての原子爆弾が投下されてから80年の「原爆の日」を迎えた。平和記念式典が営まれた広島市の平和記念公園は被爆者や遺族らが黙とうをささげ、鎮魂の祈りに包まれた。本県から参列した遺族代表は遺影を手に慰霊碑を見つめ、中学生たちは非核の思いを肌で感じた。被爆者が減りゆく中、核兵器を巡る世界情勢は混迷を深め、記憶を継承する重みは増すばかり。80年前の惨禍と被爆者なき未来に思いを巡らせ、平和への誓いを新たにした。

被爆から80年の平和記念式典で会場に放たれたハト=6日午前8時25分、広島市中区の平和記念公園
午前8時15分。80年前に多くの命と日常が奪われた瞬間を迎えた。黙とうの合図で目を閉じる。せみ時雨が降り注ぐ中、「平和の鐘」が重く鳴り響いた。
残り:約 760文字/全文:1112文字
この記事は「下野新聞デジタル」のスタンダードプラン会員・愛読者(併読)プラン会員・フル(単独)プラン会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く