2018年に解散した県原爆被害者協議会(県被団協)が宇都宮市内に建立した県原爆死没者慰霊碑の新たな維持・管理団体として、「県原爆死没者慰霊碑を守る会」が年内にも設立されることが7日、関係者への取材で分かった。新団体は、県被団協解散後に慰霊碑の管理や慰霊式の運営を暫定的に担っていた同会設立準備委員会を母体に発足する。原爆投下から80年の節目に新体制が整い、県被団協で活動していた関係者も「心残りだったのでうれしい」と安堵(あんど)している。

県被団協が1991年に建立した慰霊碑=7日午後、宇都宮市西川田4丁目
慰霊碑は県被団協が1991年、宇都宮市西川田4丁目の県総合運動公園憩の森に建立。県被団協は毎年8月に慰霊碑前で原爆死没者を追悼する式を主催していたが、2018年5月、高齢化を理由に約60年の活動に幕を下ろした。
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