広島に続いて原爆の惨禍に見舞われた長崎は9日、被爆から80年の「原爆の日」を迎えた。長崎市の爆心地近くにある平和公園で営まれた平和祈念式典では、多くの人が犠牲者を悼み、鎮魂の祈りが続いた。被爆者の声が直接聞けなくなる時代が近づく中、世界では今も戦禍が絶えず、核の脅威が高まる。「長崎を最後の被爆地に」-。被爆の記憶を胸に刻み、恒久平和への思いを一つにした。

原爆投下から80年となり、長崎市の平和公園で営まれた「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」=9日午前(代表撮影)
山や海に囲まれた街を一瞬で焦土と化し、多くの命が奪われた80年前の時刻を迎えた。午前11時2分。参列者は目を閉じ、鳴り響く鐘の音とともに黙とうをささげた。
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