戦争が栃木県に残した爪痕や戦時下に生きた人々の姿を紹介する栃木県立博物館の特別企画展「とちぎ戦後80年 ~いま、おやと子で知る 軍隊・戦争と栃木~」が8月31日まで開催している。本県と軍隊の関わりや戦禍の影響などを、400点にも及ぶ貴重な資料を基にひもといていく。


 戦争のために動員されたのは人だけではない。犬、ハト、馬などの動物たちも徴用された。ウサギのように飛行服の内側を覆う毛皮を目的に飼養された動物もいる。第3章では、人間とならんで多数戦地に送られた「軍馬」について紹介するコーナーを設けている。