戦争が栃木県に残した爪痕や戦時下に生きた人々の姿を紹介する栃木県立博物館の特別企画展「とちぎ戦後80年 ~いま、おやと子で知る 軍隊・戦争と栃木~」が8月31日まで開催している。本県と軍隊の関わりや戦禍の影響などを、400点にも及ぶ貴重な資料を基にひもといていく。


 昭和20(1945)年8月15日をもって、国家としての戦争は終結を迎えた。しかし、一部の人々に対しては、その日を境に新たな「戦争」と呼ぶべき苦難が目の前に立ちはだかった。