ビリー・アイリッシュ

 さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で来日公演を開く米音楽界のスーパースター、ビリー・アイリッシュが温室効果ガス削減のため公共交通機関の利用を呼びかける構内アナウンスが、会場最寄りのさいたま新都心駅で放送されている。

 「ライブで会いましょう」と日本語にもチャレンジした25秒ほどのメッセージは、13~17日の午前9時~午後6時まで、約10分おきに流れる。

 気候変動対策や食料安定供給への支援を通じ、環境に配慮したサステナブル(持続可能)なツアーを目指してきたビリー。各国を回る今回のツアー「ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト」でも、来場客に公共交通機関の利用を呼びかけているほか、会場での使い捨てプラスチックごみの削減や、植物由来の食事提供を進めている。

 ビリーは兄フィニアスと共同制作した「バッド・ガイ」でグラミー賞の最優秀楽曲賞を受賞するなど主要4部門を史上最年少の18歳で独占し、Z世代を代表するアーティストとして活躍。動物愛護や女性の権利擁護にも熱心に取り組んでいる。

 来日公演は16、17日に開催される。