献花補助者を務める根本凛々さん(中央)と、共に参列する母佳世さん、祖父繁雄さん=8日午後、鹿沼市西茂呂2丁目、近藤文則撮影

全国戦没者追悼式で「献花補助者」を務める根本凛々さん

献花補助者を務める根本凛々さん(中央)と、共に参列する母佳世さん、祖父繁雄さん=8日午後、鹿沼市西茂呂2丁目、近藤文則撮影 全国戦没者追悼式で「献花補助者」を務める根本凛々さん

 太平洋戦争の終結から80年となる15日、東京都内で行われる全国戦没者追悼式で、遺族の鹿沼市北犬飼中3年根本凛々(ねもとりん)さん(14)が、献花者に花を手渡す「献花補助者」を務める。本県からの選出は2018年以来2人目。選ばれたことを機に改めて戦争について学び、悲惨さを身に染みて感じた。「今後も戦争がなく、安心して暮らせるように」と節目の年に平和への願いを込め、献花者に菊の花を託す。

 献花補助の役割は、戦争の記憶の継承を目指して16年の式典から導入された。今年は新型コロナウイルスの影響による休止を経て、6年ぶりに復活した。47都道府県を6ブロックに分け、各ブロックごとに18歳未満の遺族から補助者を選出している。