中学軟式野球の日本一を決める第42回全日本少年軟式野球大会は15日、横浜市の横浜スタジアムで決勝が行われ、栃木県の作新学院中が星稜中(石川)を2-0で破り、初優勝を飾った。栃木県勢の優勝は1992年、第9回大会の桑中クラブ以来で33年ぶり。栃木県勢の優勝回数は通算6回となり、都道府県別で最多を更新した。

優勝を決め歓喜する作新ナイン=15日午前9時17分、橋本裕太撮影
試合は六回まで0-0の投手戦となった。作新学院中は最終七回、渡辺開斗(わたなべかいと)が敵失で出塁すると、1死から4番の西原壮雄(にしはらそう)が値千金の2点本塁打を放った。投手陣も完封リレーで星稜打線を抑えた。
作新学院中は3年連続の本大会出場。星稜中とは3月の全国大会「全日本少年春季軟式野球大会」の決勝でも対戦し敗れており、雪辱を果たした。