
黒ずんで所々裂けた衣服など被爆の惨状を伝える平和記念資料館。劣化防止のため照明は暗くしている=7月29日、広島市中区
原爆投下80年の被爆地を伝えようと、7月下旬から広島と長崎を訪れた。核兵器のない世界を切望して過酷な体験を語り続ける被爆者、平和への思いをつなげようともがく次世代の姿を取材した。被爆者が減りゆく中、記憶継承の在り方は転換期を迎えている。被爆遺構や遺品の現状、栃木と広島で被爆者の体験を語った伝承者、節目のヒロシマとナガサキの表情から被爆者なき未来に原爆をどう伝えていくか考える。

6年ぶりの平和記念式典派遣となった日光市の中学生。真剣な表情で原爆慰霊碑に手を合わせた=6日午前、広島市中区
■思い物語る遺品、意義重く
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