宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは20日、開業からの累計利用者数が1千万人を超えたと発表した。到達は19日で、開業前の想定より6カ月早い。
同社によると、1千万人到達は開業から725日目。直近で1日当たり平日約1万8千~2万人、土日祝日は約1万人が利用している。
開業以来の最多乗車日は今年4月18日の2万1971人。沿線で大相撲宇都宮場所が開かれ、名探偵コナンの新作映画の公開初日だった。次いで「2025うつのみや花火大会」が開かれた同8月9日の2万1890人という。
LRTは2023年8月26日に、JR宇都宮駅の東口から芳賀・高根沢工業団地までの「駅東側」約14・6キロ区間が先行開業。開業前の需要予測では1日当たりの平均で平日約1万6千人、土日祝日約5600人の利用を想定し、開業から3年かけて定着すると見込んでいた。
ただ、想定を超える利用が続き、平日朝の通勤・通学時間帯を中心に車両の混雑が課題に。さらなる増便が検討されている。