宇都宮地方気象台は20日午後4時48分、「大雨と雷及び突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では20日夜遅くにかけて、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけている。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると、県内は上空の寒気や気圧の谷、日中の気温上昇の影響で大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴う激しい雨が降っている所がある。引き続き20日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定になるという。
県内では20日夜のはじめごろにかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る所がある見込み。雨雲が予想以上に発達した場合や発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性もあるという。
20日に予想される1時間降水量は多い所で北部、南部ともに60ミリ。
20日午後6時から21日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で北部、南部ともに100ミリ。
気象台は、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。