栃木県内の日本酒、ワイン、クラフトビールの販路拡大を図る県主催の商談イベント「さけくらべ栃木in宇都宮」が20日、県総合文化センターで開かれた。県内外から訪れた酒販店や飲食店、宿泊施設の関係者ら約150人が本県の「酒」のよさを見定めていた。

県内の日本酒やワインを料理と共に味わう飲食店関係者ら=20日午後0時10分、県総合文化センター
会場には日本酒蔵23社、ワイナリー8社、クラフトビールのブルワリー2社が出展し、約120アイテムを試飲提供した。単に酒を試飲してもらうだけではなく、料理とのペアリング、飲むシーンに最もふさわしい酒を提供する試みもあり、各出展者は独自につまみも用意。飲食店3店も出展した。

県内の日本酒やワインなどを試飲する飲食店関係者ら=20日午後0時55分、県総合文化センター
埼玉県熊谷市から訪れた居酒屋経営の斉藤和樹(さいとうかずき)さん(36)は「店で人気の酒蔵が出展するというので、ぜひ話を聞いてみたいと思って来た。実際にお会いしてみて、お酒に人柄が出ていた」と満足そうだった。
県酒造組合の島田嘉紀(しまだよしのり)会長は「(来場者と)しっかり話ができてよかった」と歓迎した。