厳しい残暑が続く中、良質米の産地として知られる栃木県大田原市内で21日、早くも稲刈りが始まった。
同市滝岡、農業関谷明政(せきやあきまさ)さん(44)方では、コシヒカリと本県オリジナル品種「とちぎの星」を生産。作付面積が約40ヘクタールと大規模なため、例年8月中に稲刈りを始めている。

残暑の中、一足早く始まった稲刈り作業=21日午前9時35分、大田原市滝岡
この日は午前9時過ぎに作業開始。黄金色に実った稲穂に強い日差しが照りつける中、大型コンバインに乗った関谷さんは約2ヘクタールの稲を刈り取っていった。
関谷さんの父規一(きいち)さん(76)は「今年は猛暑の影響が少しあったが、台風がなく品質の良いコメができた。おいしく味わってほしい」と話した。関谷さん方では10月中旬まで稲刈りが続けられる。