【佐野】佐野署はこのほど、石塚町の佐野日大高の屋内プールで水害や水難救助を想定した訓練を実施した。
大雨による河川の増水や水難事故が多い夏場に備えて、署員に救命胴衣の扱い方などを実践的に学んでもらうのが目的。同校の全面的な協力を得て行った。
署員14人が参加し、県警本部警備部第2課の2人が指導役を務めた。署員は制服姿でプール内に入り、救命胴衣の着用ありとなしの2パターンで救助対応や、水中で体を浮かす方法などを学んだ。
ロープが入ったスローバッグの投げ方も確認。飯田直貴(いいだなおき)警備課長は「正義感だけでは自分の命を落としてしまうこともある。知識と技術を身に付け、地域の安心安全のために訓練を重ねていく」と話した。