2024年度に県内25市町と県に寄付されたふるさと納税の総額は前年度比33億4500万円(23%)増の176億8900万円に上り、11年連続で過去最高を更新したことが23日までに、総務省のまとめで分かった。小山市が58億800万円と突出し、県全体の約33%を占めた。寄付額から経費と住民税減税分を差し引いた実質的な収支は、小山や佐野など17市町が黒字だった一方、宇都宮や下野など8市町と県が赤字となった。

 都道府県分と市町村分を合わせた寄付額の全国順位は、本県が前年度から4ランク上昇し24位。北関東では茨城が11位、群馬が34位だった。

 本県を市町別でみると、前年度比で約4割増えた小山市が5年連続でトップだった。同市の担当者は「お得感のある返礼品のボックスティッシュ人気が絶えなかった」と喜ぶ。