JA全農とちぎが25日に決定した2025年産米の概算金が過去最高額となったことを受け、県内のコメ農家からは「経営が安定する」などと好意的に受け止める声が聞かれた。ただ同時に、店頭価格が高騰し買い控えが起きることなどを懸念する見方もあった。本県は国内有数の酒どころ。日本酒の原料となる酒造好適米(酒米)の概算金も上がった。酒蔵関係者にはコスト増による経営圧迫の不安もよぎる。
「予想より上げてきた。何とか余裕を持ってやっていける水準だ」。芳賀町与能でコシヒカリなど18ヘクタールを作付けする農業菊内聡(きくうちさとし)さん(46)は、60キロ当たり2万8千円の概算金を前向きに受け止めた。

コメの生育状況を確認する菊内さん=25日午前、芳賀町与能
残り:約 1292文字/全文:1633文字
この記事は「下野新聞デジタル」のスタンダードプラン会員・愛読者(併読)プラン会員・フル(単独)プラン会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く