
今回は重厚な石造りの「高木会館」を訪ねました。銀行として旧黒磯町(現那須塩原市)の発展を支えてきた建物ですが、今では地域住民や観光客でにぎわう場所となっています。
高木会館は1918年、実業家の高木慶三郎(たかぎけいざぶろう)が頭取となり、黒磯町に開業した黒磯銀行の本店として建てられました。設計も高木自身によるもので、ところどころにこだわりが見て取れます。

芦野石や大谷石を積んで建てられた重厚感ある高木会館
建物を正面から見ると、上部中央には黒磯銀行の社章がかたどられ、周りには「THE KUROISO BANK LTD.」の文字が刻まれています。壁は、隣接する那須町で採れた芦野石を積み上げています。那須野が原博物館の松本裕之(まつもとひろゆき)館長(60)は「わざとごつごつとした面を見せて積むことで、目地のメリハリを出しています」とデザインの特徴を解説します。
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