夏休みなどの長期休暇明けは子どもたちが不登校になりやすい時期とされる。学校生活の再開に不安や悩みを抱える子どもたちを支援しようと、県などは電話やチャットで相談を受け付けている。

 18歳までの相談に応じる認定NPO法人「チャイルドラインとちぎ」によると、この時期は生活リズムの変化や、夏休み前から抱えていた心配事に再び向き合うことで子どもたちの不安が大きくなる。担当者は「子どもから相談を打ち明けられたら、保護者は動揺せずにどっしりと構えてほしい」と話す。

 同法人は4日まで、夏の全国キャンペーンとして相談窓口の対応時間を通常より前後1時間拡大し、オンラインチャットでも応じている。

 24時間対応の「いじめ相談さわやかテレホン」などを開設して不登校や学校生活に関する相談を受け付けている県教委は「1人で抱え込まないでほしい」と呼びかけている。