青竹打ちに挑戦する子どもたち

 【佐野】県子ども観光大使実行委員会による同大使養成講座「佐野でラーメンづくりを体験しよう」が8月28日、佐野らーめんの人気店「佐よし」(吉水町)で行われ、県内の小学生17人が参加した。

 この養成事業は、子どもたちの観光に対する興味や理解を促し、地域の魅力を発信できる担い手として育成することなどを目的に実施されている。

 本年度は6月から来年2月まで計17回行われ、同大使になるには三つ以上を受講することなどが条件。現在までに延べ739人が認定されている。

 そのうち「佐野らーめんづくり体験」は人気の講座の一つで、今回で4年目。佐よしの佐藤義之(さとうよしゆき)店主(43)が、子どもたちに青竹打ちなど、佐野らーめん伝統の技を“伝授”した。

 青竹打ちの体験を前に、宇都宮市ゆいの杜小4年横井茜音(よこいあかね)さん(9)は「佐野らーめんは大好きなので、おいしく作りたい」と声を弾ませた。

 子どもたちは麺切りやゆで、盛り付けと一連の流れを体験し、最後に自分の作ったラーメンを味わった。