福田富一(ふくだとみかず)知事は9日、県の2025年度9月補正予算案に対する県議会5会派の要望に対し、一般会計の補正額が68億円余となる見通しを示した。補正後の予算総額は9326億円余になる見込み。最大会派のとちぎ自民党議員会が要望した防災のためのインフラ整備などの対応などが盛り込まれた。自民は「的確な回答」とした一方、4会派からは一定の評価とともに「50点」「要望に応えてない部分もある」などと不満の声も上がった。

 5会派によると、福田知事は「米国関税措置や物価高騰への対応など、県民生活に関わる緊要な課題に対処する」と回答した。