宇都宮地方気象台は11日午後4時36分、「大雨と雷及び突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では12日昼前にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけている。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、引き続き12日明け方にかけ大気の非常に不安定な状態が続く見込み。
県内では11日夜のはじめごろにかけて、雷を伴う非常に激しい雨の降る所があるという。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合は、警報級の大雨となる可能性がある。
気象台は、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要という。
11日に予想される1時間降水量は、多い所で北部、南部ともに60ミリ。12日に予想される1時間降水量は多い所で北部、南部ともに40ミリ。
11日午後6時から12日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で北部、南部ともに100ミリ。