15万人の来場を見込む栃木県佐野市最大のイベント「さの秀郷まつり」が13日、高砂町の市役所周辺を会場に14日までの日程で始まった。初日は恒例の「ねぶた巡行」や「市民総おどり」などが盛大に行われ、祭り一色に染まった。

さの秀郷まつりで繰り広げられた「ねぶた巡行」=13日午後7時50分、佐野市高砂町
午後の開会式で主催者を代表し、金子裕(かねこゆたか)市長が「皆さん、楽しんでください。大いに盛り上がりましょう」などと来場者に呼びかけた。
夕方からは唐澤山神社「浦安の舞」など多彩なステージイベントや、この日の目玉の一つ「ねぶた巡行」が行われた。

さの秀郷まつりで繰り広げられた「ねぶた巡行」=13日午後6時50分、佐野市若松町
威勢のいいおはやしの音が響く中、大きな武者姿の郷土の英雄「藤原秀郷(ふじわらのひでさと)」などのねぶたが、色鮮やかな光を放ちながら駅前通りを往来し、日が落ちた街中に明るく浮かび上がった。