栃木県立学校内での盗撮事案など不祥事が後を絶たないことを受け、県教委は17日、県内市町の教育長宛てに校内体制の整備を求める文書を発出した。事態を重く受け止め、「児童生徒性暴力等」や「教職員と児童生徒等におけるSNS(交流サイト)等の使用」「校内での撮影、画像の取り扱い」など8項目について、防止策の具体例を初めて示し、より実効性のあるルールづくりや研修の充実を求める。

 県内では8月、県立高教諭の男(38)が勤務校の女子更衣室に小型カメラを設置し盗撮したとされる事案が発覚。男は性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの疑いで逮捕、起訴されている。また宇都宮や佐野の市教委は7~8月、