県は18日、県内47の定点医療機関で把握しているインフルエンザ感染者数が1医療機関当たり平均1・00人を超え、今シーズンの流行期入りしたと発表した。例年並みだった昨シーズンより9週早く、統計が残る1999年以降、新型インフルエンザが世界的に大流行した2009年、夏に感染拡大した23年に次いで3番目の早さとなった。

 県感染症対策課によると、インフルエンザは例年、12月ごろにはやりだし、1~3月に患者数のピークを迎える。

 今月8~14日に報告された感染者数は48人(前週33人)で、1医療機関当たりの平均は1・02人(同0・70人)。6保健所管内別で1医療機関当たりの平均患者数が最多だったのは宇都宮で2・50人。県南1・27人、県北0・33人、安足0・14人と続いた。県西と県東は0人だった。同課は手洗いや手指消毒、マスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけている。