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 山里に秋の気配が漂う中、鹿沼市下遠部地区でソバの開花が進み、行き交う東武鉄道の特急スペーシアXなどと共演している。

一面に広がるソバの花畑とスペーシアX=25日午前9時30分、鹿沼市下遠部
一面に広がるソバの花畑とスペーシアX=25日午前9時30分、鹿沼市下遠部

 同地区では農業生産法人かぬまが2年前から、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録された「鹿沼在来そば」を育てている。雑味のない甘さと香ばしさが特徴で、今年は黒川沿いの3・1ヘクタールで栽培。暑さを避けて8月下旬にまいた種が順調に育ち、10月下旬に収穫できそうという。

 25日は6分咲きとなった花畑が秋風に揺れる中、運行開始2周年を迎えた白色のスペーシアXが何度も通過していった。

 同法人生産事業課の植木浩(うえきひろし)課長(53)は「開花良好で月末にも満開となりそう。獣害に気を付け無事収穫したい」と話していた。