今年1月の「交通死亡事故多発警報」の発令中に、夜間検問を行う警察官ら=1月下旬、真岡市大谷台町

 栃木県内で9月23日~27日の5日間に4件4人の交通死亡事故が発生したことを受け、栃木県交通安全対策協議会(会長・福田富一知事)は28日、県内全域に交通死亡事故多発警報を発令した。全国交通安全運動の期間(21~30日)中だが、栃木県内では死亡事故の発生に歯止めがかからない異常事態となっている。全県警報発令は2023年の要項改正以降、最多の3回目。

 多発警報の発令により、県警は10月4日まで速度超過や交差点違反、横断歩行者等妨害違反などの交通指導取り締まりを強化する。関係機関と連携して広報啓発活動等などを推進し、交通安全意識の高揚も図る。