障害者支援施設「こころみ学園」が運営する栃木県足利市田島町のワイン醸造所「ココ・ファーム・ワイナリー」で、仕込み作業が最盛期を迎えている。

シャルドネの選果作業をする従業員=1日午前9時35分、足利市田島町
今年は9月中旬から本格的な仕込みを開始。1日も施設利用者ら約20人がブドウの選果や圧搾した果汁をタンクに移す作業に取り組んだ。約5時間かけ、「甲州」「シャルドネ」「マスカット・べーリーA」の3品種計約14トンを仕込んだ。
仕込みは11月上旬ごろまで続く予定。今年はブドウ計約250トンを使用し、容量750ミリリットルのボトル約20万本分を製造するという。
醸造所責任者の柴田豊一郎(しばたとよいちろう)さん(47)は「今年はブドウの成熟が早く、甘みと酸味のバランスがとれている。良い仕上がりになりそう」と話している。

トラックで到着したばかりのブドウを運び入れる従業員

トラックで到着したばかりのブドウを運び入れる従業員

甲州の選果作業をする従業員

マスカット・ベリーAの選果作業をする従業員