坂井のどか「砂上の王国」

 宇都宮市在住の会社員坂井(さかい)のどかさんの初となる歴史小説「砂上の王国」が14日、角川春樹(かどかわはるき)事務所から出版される。同作は7世紀のシルクロードが舞台。高昌国の第一皇子・麹智盛(きくちせい)が主人公で、「第17回角川春樹小説賞」(同事務所主催)受賞作だ。坂井さんは昨年も最終候補に残っており、1年越しの悲願達成。「楽しみつつ苦しみながら書いたので、認めていただけてうれしい。将来は連載を持てるように精進したい」と喜んだ。