来春のセンバツ甲子園につながる第78回秋季県高校野球大会最終日は5日、清原球場で決勝が行われ、佐野日大が延長十回タイブレークの末に4-3で文星芸大付を下して2年連続8度目の優勝を飾った。決勝の延長タイブレークは初。

 佐野日大は沖崎翼(おきざきつばさ)、文星芸大付はエース津久井雷仁(つくいらいと)の両左腕が先発した。

 

 佐野日大は一回1死二塁、小林優太(こばやしゆうた)が左翼線へ適時二塁打を放って先制。五回に同点とされた直後、六回からエース右腕鈴木有(すずきゆう)を投入。2点を追う九回無死一塁から代打小島颯人(こじまはやと)の右中間を破る三塁打、さらに暴投で追い付いた。十回は2死満塁、代打小和田和輝(こわだかずき)の中越え打で決着した。

 文星芸大付は1点を追う五回、無死一、三塁から渋谷応佑(しぶやおうすけ)の適時打で同点。八回2死一、二塁、高田和磨(たかだかずま)が左越えに2点適時打を放って勝ち越した。九回に同点とされ、十回は2死三塁とするも、無得点で万事休した。

 各県代表15校による関東大会は18~26日、山梨県で開催される。佐野日大は2年連続14度目、文星芸大付は2年ぶり18度目の出場。組み合わせ抽選は9日に行われる。


【電子号外】佐野日大 逆転V(10月5日)