陸上少年女子共通100メートル障害 13秒29で自身が持つ高校記録を0・01秒更新した白鴎足利高の石原=6日午後、滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアム、磯真奈美撮影

 国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」第9日は6日、滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムほかで行われ、陸上少年女子共通100メートル障害で石原南菜(いしはらなな)(白鴎大足利高)が、自身が持つ高校記録を0秒01更新する13秒29をマークし、優勝を飾った。石原は少年女子Bで出場した前回も優勝しており、2年連続で頂点に立った。

 決勝はスタート直後から加速し前に出たが、中盤で兵庫県選手に並ばれた。それでも最後までペースを崩すことなくハードルを越え、最後は0秒05差という激戦を制した。

 今大会の県勢の優勝はこれで9種目目となり、昨年の佐賀国スポを上回った。

「記憶にない」ほど集中力で激走

 栃木が誇るハードラーの成長はとどまるところを知らない。陸上女子100メートル障害の高校記録保持者石原南菜(いしはらなな)(白鴎大足利高)は、少年女子共通決勝で自らが持つ記録を0秒01上回る、13秒29をマーク。「まさか出るとは思わなかった」と新記録に笑顔が弾けた。