屋台越しに打ち上がる花火(20秒露光)

 鹿沼秋まつり最終日の12日、鹿沼市中心部で市民まつりが開かれ、彫刻屋台26台が市街地を運行する「彫刻屋台揃(そろ)い曳(び)き」などが多くの来場者を魅了した。

 市などでつくる鹿沼秋まつり実行委員会が主催。晴天の下、朝から飲食店の出店やステージ発表などでにぎわった。

 昼過ぎに石橋町交差点で揃い曳きの出発式を実施。同実行委会長の松井正一(まついしょういち)市長は「多くの来場者の皆さまに、体中のすべての感覚を使って楽しんでもらえるよう、おもてなしする」とあいさつした。

 揃い曳きでは、組ごとに市内四つのコースを運行。夕方には古峯原宮通りに屋台が並び、屋台を方向転換する伝統技術「きりん」を一斉に行った。ぶっつけを披露し、熱気が最高潮に達すると東の空に花火が打ち上がった。組ごとにぶっつけを再び行い、終幕した。