日常生活に欠かせないスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイス。動画を見たり、ゲームをしたりするだけでなく、学校でも1人1台配備され、子どもたちにも身近です。スマホが長時間手放せない子も多いかもしれませんが、近年、子どもの近視や内斜視が増えているといいます。国際医療福祉大保健医療学部教授の原直人(はらなおと)さん(63)は「近い距離で画面を長時間見続けることは、目や体に大きな負担をかけます」と注意を呼びかけています。

デジタルデバイスの作業によって起こる眼精疲労や肩こり、不眠などの心身の症状をまとめて「VDT(ビジュアル・ディスプレー・ターミナル)症候群」といいます。

国際医療福祉大教授の原さん
原さんはVDT作業で目が疲れる主な原因は「近い画面を長時間見続けること」とし、集中して画面を見ると瞬きの回数が普段の約3分の1に減り、ドライアイにつながると説明。そこから頭痛や目まいなどの不調を引き起こします。乳幼児は脳が未発達のため、大人よりも動画にくぎ付けになりやすいという研究もあります。
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