喜多川歌麿の「両国橋 橋上の女たち」(上)などの作品が並ぶ会場

 NHK大河ドラマをきっかけに関心が高まる栃木市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)の作品や市内外で流行した狂歌への理解を深めてもらおうと、栃木市入舟町の市美術館は企画展「喜多川歌麿と栃木の狂歌」を開催している。歌麿の初期から晩年までの画業や歌麿が挿絵を手がけた狂歌など同館で初公開の作品を含む約250点を展示し、江戸庶民の文化や歌麿と栃木のつながりを伝える。12月14日まで。

 歌麿が登場するNHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」の放送に合わせ、市が企画した。歌麿をテーマにした展示は同館で初めて。