校内で飼育される「みくる」

 【那須】牛の飼育を通して地域で盛んな酪農について学んでもらおうと、学びの森小は20日、豊原乙の森林ノ牧場から子牛1頭を受け入れた。総合的な学習の一環として、5年生が12月まで飼育する。

 受け入れたのは8月生まれの雌のジャージー牛「みくる」。校庭の一角にある柵内に放され、気持ち良さそうに駆け回っていた。

 受け入れに合わせて行われた「入学式」には5年生16人が参加し、同牧場スタッフが餌やりや健康状態の確認など世話の方法を子どもたちに伝授。みくるとの触れ合いの時間も設けられ、子どもたちは「かわいいね」「こっちにおいで」と声をかけながら、みくるの顔や体を優しくなでていた。

 渡辺優斗(わたなべゆうと)さん(11)は「餌やりなどお世話を頑張りたい。元気に過ごしてほしい」と話した。