【日光】小来川地区で8日に開かれる「小来川ライトアップ」を前に、同地区の子どもたちが3日、市小来川林業研修センターで、会場周辺を彩る紙製の灯籠作りに取り組んだ。ライトアップは住民組織「小来川のみらいをテラス会」が主催し、2年ぶりの開催となる。
同地区では旧小来川小中が昨年度で閉校。在校していた小学生は今市第三小に、中学生は東原中にスクールバスでそれぞれ通学している。灯籠作りは、子どもたちが地域とつながる機会をつくろうと新たに企画された。
灯籠はイラストを描いた紙を円筒状にして木製の台に乗せ、内側から発光ダイオード(LED)で照らす仕組み。参加した小学生から高校生までの12人はフェルトペンや絵の具を使い、ふるさとの風景など思い思いに描いていた。
月やモミジなど描いた小学6年の佐藤美緒(さとうみお)さん(12)は「小来川のきれいな風景を表現したかった。他の人が描いたイラストを見るのも楽しみ」と話した。同会の柴田雄一郎(しばたゆういちろう)会長(51)は「子どもたちにふるさとでの楽しい思い出が残れば。地区外からも足を運んでほしい」と呼びかける。
ライトアップは円光寺、黒川神社、東黒川と県道14号が交差する小春橋付近の3会場で、午後5~9時。本部となる小来川保育園では飲食の販売も行うほか、同寺と同神社では限定御朱印も用意する。7日午後6~7時に試験点灯を行う。(問)市小来川地区センター0288・63・3111(平日)。
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