再建した鳥居の前で神事を行う佐野宮司

 【佐野】2023年の接触事故で崩落した、富士町の唐澤山神社の鳥居が再建され、6日、鳥居を清める神事が行われた。関係者や地域住民が出席し復活を祝う中、佐野由希子(さのゆきこ)宮司は「2年かけてようやく完成した。神社の入り口のシンボルが戻り、ほっとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 同神社によると、鳥居は1927年に建てられたとされ、高さ約6・4メートル、幅約7メートル。同神社南側の参道入り口にあり、多くの参拝客を迎え入れてきた。

 しかし23年11月、参道に入ったトレーラーが鳥居に接触する事故が起きて崩落。