明治安田J3第36節は15日、岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場ほかで3試合が行われ、栃木シティは岐阜に0-2で敗れた。9試合ぶりの黒星で、通算21勝8分け7敗の勝ち点71で首位は守った。16日に3位鹿児島、4位FC大阪がともに敗れると、シティのJ2自動昇格圏2位以上が決まる。
シティは前半23分に右サイドを崩され、クロスから失点した。その後も主導権をつかめず、0-1で折り返した。後半は23分にまたしても右サイドを突破されると、相手の鋭いクロスをクリアしきれずオウンゴールで2点目を献上した。FW都倉賢(とくらけん)ら途中出場の選手に好機はあったが、最後まで得点を奪うことはできなかった。
次戦は23日午後2時から栃木市のシティフットボールステーション(CFS)で長野と対戦する。
■声援、ため息に… 落胆つかの間「優勝でJ2へ」
試合会場にはシティのレプリカユニホームなどをまとったサポーターたちが続々と集まった。宇都宮市、会社員海老沼佑貴(えびぬまゆうき)さん(42)は「必ず勝つはず。昇格を見届けたい」と大一番に臨んだ。
しかし試合は前半に先制を許す展開に。後半に2点目を献上すると、観客席は重苦しい沈黙に包まれた。サポーターたちは「まだ行ける」と声援を送り続けたが、願いは届かなかった。
家族で訪れた栃木市大平中央小1年石原渉夢(いしはらあゆむ)さん(7)は顔に「行くぞJ2!」とペイントして応援。試合後は「いい試合だったけど残念だった。次はゴールを決めて勝ってほしい」と悔しさをにじませた。次節の23日はホーム戦。母聖子(せいこ)さん(44)は「来週、ホームで昇格を決められたらうれしい」と、前を向いた。
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