鏡面のように磨き上げられた床に映る紅葉が幻想的で美しい。群馬県桐生市の「宝徳(ほうとく)寺」は全国的に数少ない「床もみじ」が楽しめる寺だ。

 足利市内から車で約50分。室町時代中期の宝徳年間(1449~52年)、山城の桐生城からめ手の防衛を目的として当時の領主桐生正綱(きりゅうまさつな)が創建した。