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ゴールを目指し力走する慶幸さん(中央)=16日午前、宇都宮市清原工業団地

勢いよくスタートを切る出場者

ゴールを目指し力走する慶幸さん(中央)=16日午前、宇都宮市清原工業団地 勢いよくスタートを切る出場者

 第39回宇都宮マラソン大会(宇都宮市、下野新聞社など主催)が16日、宇都宮市の清原中央公園を発着点に開かれた。5千人を超える出場者のうち、特別な思いで挑んだ一人が芳賀北小6年の本田慶幸(ほんだよしゆき)さん(12)だ。9月末に小児がんと診断され、抗がん剤治療を続ける中で3キロのコースを完走した。父の慶介(けいすけ)さん(39)もゴールを見届け、「走り抜いた自分を誇りにしてほしい」と息子の成長に目を細めた。