東京都などで開かれている聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」が100年超の歴史を誇る中、県内でも県聾(ろう)学校と、隣接する宇都宮中央高との体育を通じた交流が約半世紀続いている。障害や学校の枠を越えた相互理解の取り組みは、大会ビジョンである共生社会の意義を肌で感じる場でもある。両校の教員は「多様性のある社会を考える入り口」と強調し、交流の輪は少しずつ他校にも広がっている。
10月下旬、宇都宮市若草2丁目の宇都宮中央高体育館。バドミントンの授業で同校と聾学校の3年生計24人が、ペアを組んでダブルスの試合を行っていた。
アイコンタクトや身ぶり手ぶりが活発に飛び交い、生徒たちは手を使って点数を確認したり、親指を立ててグッドサインを送り合ったりしながら力を合わせてシャトルを追った。
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