解散を宣言し、40年間続いた活動に終止符を打ったピースうつのみや=24日午前、宇都宮市中央1丁目

県立博物館に引き継ぐ防空壕の模型を小栁特別研究員(右)に説明する田中代表=24日午前、宇都宮市中央1丁目

解散を宣言し、40年間続いた活動に終止符を打ったピースうつのみや=24日午前、宇都宮市中央1丁目 県立博物館に引き継ぐ防空壕の模型を小栁特別研究員(右)に説明する田中代表=24日午前、宇都宮市中央1丁目

 太平洋戦争末期の宇都宮空襲の記憶を継承し、平和を訴えてきた市民団体「ピースうつのみや」は24日、宇都宮市中央生涯学習センターで臨時総会を開き、解散した。空襲の資料展や犠牲者を追悼する灯籠流しなどを通じて、本県の戦禍を主導的に発信してきたが、会員の高齢化や後継者の不在にあらがえず、40年の活動に幕を下ろした。出席者からは解散を惜しむ声が漏れた一方、「これからも記憶の継承に努めたい」と思いを新たにする人もいた。