大田原市内で今年6月に確認された戦時中の飛行機着陸訓練施設「鎮碇(ちんてい)」。市那須与一伝承館が3次元測量などの詳細調査を進めた結果、全体の構造や謎に包まれていた地下空間の機能などが明らかになってきた。全国で数例しか確認されていない貴重な遺構の実像解明に向け、大きな弾みがついた。
市内はかつて、陸軍パイロットを養成する金丸原飛行場があった。鎮碇は飛行機の着陸時、どの程度の高度で接地させれば良いかを見極める施設。遠く離れたやぐらから鎮碇に向かってワイヤを斜めに張り、操縦席を模したゴンドラを滑り降ろさせて、操縦かんを引くタイミングや着陸感覚などを訓練したとされる。
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