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 次世代型路面電車(LRT)沿線の宇都宮市平石中央小の児童が9日、同市下平出町の宇都宮ライトレール車両基地を訪れ、車両との綱引きに挑戦した。

LRTと綱引きする平石中央小の児童=9日午前10時20分、宇都宮市下平出町
LRTと綱引きする平石中央小の児童=9日午前10時20分、宇都宮市下平出町

 同校は「平石中央小学校前」停留場と道路を挟んだ位置にあり、学区外の児童約10人が通学でLRTを利用している。車両基地の見学は昨年度に続き2回目で、総合的学習の一環として行われた。

LRTと綱引きする平石中央小の児童=9日午前10時20分、宇都宮市下平出町
LRTと綱引きする平石中央小の児童=9日午前10時20分、宇都宮市下平出町

 徒歩で車両基地を訪れた1~6年生67人は、2年生と5年生がペアを組むなど三つのチームに分かれ、停車中のLRTと「対戦」。「がんばれ、がんばれ」と声援が飛び交う中、力を合わせてロープを引っ張ると、重さ約40トンの車両がゆっくりと動き出した。

LRTの車両基地を見学する児童ら
LRTの車両基地を見学する児童ら

 児童はこの日、車両の修理や検査を行う検修庫も見学。同社担当者から運行の安全を支える仕組みなどを学んだ。

 LRTで通学している6年堀江明緒衣(ほりえあおい)さん(11)は「運転手さんが親切でLRTは大好き。綱引きの貴重な体験ができてうれしい」と笑顔を見せた。

◇ほかにも下野新聞フォトサービスに写真