8日深夜に発生した青森県東方沖を震源とする地震から一夜明けた9日、大きな揺れに襲われた地域に住む本県出身者は「やばいやつだと感じた」などと発生時の緊迫感や津波への恐怖を振り返った。気象庁が初めて注意情報を出した後発地震への不安も続く。被災地に親類がいる県民からも、過去の地震を引き合いに心配する声が相次いだ。

 震度5強を観測した青森県七戸町に、2018年に移住した那須塩原市出身、団体職員三上永里華(みかみえりか)さん(31)は自宅で異変を感じた。「最初の揺れの後に大きな横揺れが始まった。やばいやつだと直感した。30秒ほど停電し、その間も揺れが続いた」と思い返す。